お寺ごとに祀られている仏様が違うってホント?

町を歩けば、いまもところどころに見られる「お寺さん」。そもそも「お寺」とは、いったい何をするところなのでしょうか。まずいちばん大切なことは、お寺には仏像が祀られている、ということです。仏さまにはお釈迦(しゃか)さまや観音(かんのん)さま、阿弥陀(あみだ)さま、薬師(やくし)さまなどいろいろな種類があり、お寺ごとによって祀られる仏さまが違います。仏さまの偉大な力によってわたしたちが救われる、あるいは、仏さまがわたしたちの願いをかなえてくれる。そう思うことによって、心の平安を得ることができ、人びとは昔からお寺に出向いていました。

仏さまはわたしたちに正しい教えを説いてくださる存在。ですから、わたしたちは仏さまの前で手を合わせ、静かに耳を澄ませて、仏さまが語りかけてくれる声(お経)に耳を傾けることも大事なことです。しかし、仏教にあまり詳しくない人がいきなりお経を聞いたり読んだりしても、その内容を理解するのは容易なことではありません。そこでわたしたちはお坊さんから説法をしてもらうことによって、仏さまが伝えようとしていることを理解するのです。

「寺」とはもともと中国では外国の使節を泊める役所(または官庁)を指します。西域(さいいき)(シルクロード沿いの地域)の僧が中国に仏教を伝えるときに、鴻臚寺(こうろじ)という、国賓に関する事務をあつかう役所に滞在したのですが、ここから僧が住むところを「寺」とよぶようになったといわれます。寺を「テラ」と発音するのは、パーリ語で「長老」の意味をもつ「テーラ」、あるいはハングル語の「礼拝所」の意味の「チョル」がなまったものともいわれます。町でお寺を見つけたら、そこにはどんな仏さまが祀られているのかご覧になり、語りかけてくる言葉に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

— posted by 吉金 at 01:01 pm