伝記の類いがさまざまあることから、かつてはお釈迦様の実在を疑問視していた時代もありましたが、学術的調査や資料的な裏付けによりその実在が確認されています。お釈迦様の名前は姓はゴーダマ、名はシッダルータと言います。父のスットダーナと母のマーヤーの長男としてヒマラヤ山の麓にあるルンビニーで生まれ80歳で入滅しました。
誕生した年代については諸説ありますが、日本では北伝仏教の伝承に基づいてインドのアショーカ王の即位年を手掛かりとして算出された前463~前383年とする説が有力となっています。1896年ルンビニーでアショーカ王の石柱が発見され、その碑文の解読などから同地がお釈迦様の誕生地であることが確定しました。